地方自治法施行70周年

「 地域の魅力発信&移住交流フェア 」
イベントレポート

2017年11月19日(日)東京国際フォーラムにて、地方自治法施行70周年を記念した「地域の魅力発信&移住交流フェア」が開催されました。 その模様をお伝えします。

2017年11月19日、地域の魅力発信&移住交流フェアが開催された。今年は、昭和22年に施行された地方自治法がちょうど70年の節目を迎えた年でもあり、これまで以上の規模に。
主に地域の魅力を発信する「地上フロア」には、全国47都道府県&20政令都市が出展。
一方「地下フロア」には、移住交流を推進する全国の地方自治体から、30の自治体が出展。
節目のイベントにふさわしい盛り上がりを見せた。
その様子の一部始終についてレポートしたい。

オープニングセレモニー

ますます加速する都会⇒地方への移住の流れ。
今回のフェアをきっかけに、現実的な地方移住の参考にしてほしい

オープニングムービーでは「地域おこし協力隊」メンバーの一人として、大分県竹田市在住のスタッフと、宮崎県延岡市や山梨県に移住した方から、地方に住むことで実感したメリットを紹介する声が流れた。

続いてあいさつしたのは、小倉総務大臣政務官。
今年は、地方自治法施行から70周年の節目を迎えたことで、これまで以上にバージョンアップしたフェアとして開催することになった旨を説明した。

当日は「地域の魅力発信エリア」と「移住交流エリア」で構成され、「地域の魅力発信エリア」では、47都道府県がブースを設けて地元の特産品や情報を発信。 「移住交流エリア」には30の自治体が出展し、都市から地方への移住相談やサポートを行った。

それを踏また上で、小倉政務官からは
「訪日客が今年2800万人を超えようとしている中、外国人客の方が私たち日本人より地方の魅力を理解しているケースがあること」
「今、都市から地方への移住が若い方や女性を中心に増えていること」
「私自身、徳島県の神山町や美波町に訪問した際、シェフをしていた方などが移住して新たな文化を発信したり、都会の企業が本社機能を移したり、サテライトオフィスを設けることで、地域の活性化につながっているのを実感した」

「平成21年からスタートした『地域おこし協力隊』活動によって、これまで4000人以上のスタッフが全国各地の地方に派遣され、SNSによる情報発信や古民家をゲストハウスに改造したり、新たな農産品ブランドを確立するなど、大きな成果を生み出している。さらにそのうちおよそ6割が定住している」
といった内容の紹介があった。

今回のフェア参加をきっかけに、地方移住を現実的に考える上で大いに参考にしていただくとともに、改めて日本各地の魅力を再発見してほしいとのメッセージが寄せられた。

指出一正さん(ソトコト編集長)&山崎亮さん(studio-L代表)トークステージ

「笑福亭鶴瓶さん」「寅さん」を目指す?理想の移住スタイル

ソーシャルエコマガジン「ソトコト」の編集長として活躍されている指出さんと、地域の課題に対して、地域に住む人たちが主体となって解決するためのコミュニケーションデザインを掲げるstudio-L代表 山崎さん。
このお二人を招いて、地域の魅力や課題、そして移住する際のアドバイスに関するテーマで活気あふれるトークステージが繰り広げられた。

まずお二人の口から出た「レンタルおじさん」という言葉。
指出さんは1週間の内、東京にいるのは2日であとは地方でトークイベント活動などを行うことによって、地域の実情や活性化のためのヒントを探っているという。
一方、山崎さんは地域の問題は、地元の人に自ら解決してもらうために、現地に出向いて解決のためのアドバイスを行う「コミュニケーションデザイン」活動を行っている。
そのため、お二人から地方からお呼びがかかればすぐに伺う、という意味で「レンタルおじさん」という共通キーワードで盛り上がった。

続いて、お二人からはそれぞれ印象的な地方での取り組みについての紹介が。

指出さんからは、奈良県天川村で実施した、ユニークな取り組みについて。

指出「名古屋にいる若い人たちを連れて、地域活性化につながるような面白いことをしようと。そこで出たアイデアが『スナックを出す』というものでした(笑)。 お酒などはすべて名古屋から持参し、昼間に準備しながら地元の方に告知したところ、大入り満員の大盛況。

地元の人にとって、スナックのような場所は交流の場としてとても重要で、そうした場を自ら設けて積極的に交流を図ることは、ワークショップやボランティア活動とは違う、密度の濃い関係を築けるのではないかと思います」

また山崎さんからは、広島を訪問した時に目にした、地域ならではのある伝統について。

山崎「広島の瀬戸内海沿岸地域では、昔からのろしを上げる文化があるんですね。地元の男にとっては、のろしをあげることがロマンであり憧れ。だからのろしの種類や色など、結構どうでもいいこと(笑)についても真剣に語り合うんです。
そこでこの『のろし』を使ったコミュニケーションデザインを考えた時、県内各地で毎月、同じ日・時間に一斉にのろしを上げるノウハウを共有できるフォーマットを作りました。
それを各地に伝えたところ、県内100か所の山頂の公園を中心に、毎月清掃してのろしを打ち上げる活動が定着。参加者全員が楽しみながら山がきれいになり、交流が活性化する効果を生み出しました」

このようにお二人からそれぞれユニークな活動事例の紹介があったが、大事なことはいきなり移住するのではなく「関係人口」になることだという。

指出「先ほどのケースでは名古屋の若い人に、まず天川村についての理解を深め、名古屋にいても考えてもらうきっかけにしたかった。そこからさらに関心を持ち続けてることで、ゆくゆく移住しようと思ったときに、大いにその経験が役に立つと思います」

山崎「自ら現地に出向いて、地元の人に話しかけながら、できれば地域の活動にも参加してみる。それが『関係人口』になるきっかけとなり、その先の移住へとつながっていくのだと思います」

指出「あとは、地元の人がどれだけ町の活動に関わっているか?つまり『町づくり人口』が多ければ多いほど、地域には活気があり、移住して心からよかったと思うでしょう」

そして最後に、移住を考える方へのアドバイスとして、お二人からはそれぞれ著名人の活躍を参考にするべきとのメッセージが。

山崎「NHKのテレビ番組『鶴瓶の家族に乾杯』がまさに理想。鶴瓶さんのようにある意味いい加減で地元の方とふれあいつつも、相手に対する接し方など『真のぶれない姿勢』を見習えば、きっと移住もうまくいくはず」

指出「山崎さんが鶴瓶さんを出すなら、私は『寅さん』ですね(笑)。まさに寅さんは今風に言えば『ソーシャルイノベーター』的存在で、ローカルの話題に入り込んで、地元の人と一緒に喜怒哀楽を共有しながら解決していくスタイルは、一つの理想ですね」

つるの剛士さん&スザンヌさんトークショー

地方移住して気づいた、地域に支えられる子育ての魅力

タレントとしてテレビをはじめ、様々なジャンルで活躍されている、つるの剛士さん。
数年前に神奈川県藤沢市に移住しながら現在、5人のお子さんを持つパパとして、また藤沢市観光大使としての顔も持つ。
一方、つるのさんと同じ人気番組に出演していたこともあり、つるのさんと長年の友人でもあるタレントのスザンヌさんも、数年前に東京から地元・熊本に移住。同じく小さなお子さんを持つママとして、熊本宣伝部長としての顔も持ちながら、子育てをしながら今も活躍中。

つるのさんは元々、北九州市出身だが親の仕事の影響で転勤が多く、これまで「広島」「大阪」「東京」「茨城」そして再び「東京」に戻り現在の藤沢に移住している。
そのため、移住することに対する心理的なハードルは低く、それぞれの地域に住むことで友人が増え、様々な自然に触れあいながら成長してきたという。
スザンヌさんは熊本で子供時代、自然あふれる環境の元でのびのび育ち、近所の人との交流もあり、家族だけでなく近所の人にも育てられたことに感謝しているという。

その二人が、東京から離れて生活することで、何が変わったのか?

つるの「東京=仕事をするところ、藤沢=自分と家族の生活の場という風に、スイッチを切り替えられるようになりましたね。地方移住といっても藤沢は東京から近く、クルマで1時間30分くらい。実はその移動時間が、僕にとって『自分の時間』が持てる貴重な時間なのです。
家に帰れば5人の子どもがいますから(笑)。
もちろん子育ても大変でありつつも楽しいのですが、その中で自分の時間を持てることはとても大事なことだと感じますね」

スザンヌ「私も熊本空港に降り立つと、スイッチが切り替わりますね。熊本と東京は飛行機で同じ1時間30分くらいなので、その間は読書をしたりするなど、自分の時間を楽しんでいます。
それと一度東京に出てから改めて地元に戻ると、もっと熊本の良さを知ることができましたね。例えば昨年起こった地震の時、自宅マンションから私の祖母を近所の若い人たちがおんぶをして連れ出してくれたり、いろいろお世話していただいてとても助かりました。
普段から近所づきあいを大切にしてきたからこそ、いざというときに助け合ったり、人と人とのつながりができるのは、地方ならではだと思います」

つるの「スザンヌと違って僕の場合、全く知らない地域に住むことになったので、まず地域に溶け込むことが大事だと思いました。ちょうど移住したタイミングで子供が生まれたので、2カ月ほど育休を取って、子育てしながら地域の皆さんとの交流にも積極的に参加。
そうしたこともあって、今は地元の人とも触れ合いながら、いい環境で子育てができているなと実感しています」

子育てしている中、移住を決断する場合に気になるのが、環境の変化に子供が順応してくれるか、という点。
それに対して、つるのさんは「全く心配ない」と力強く話しました。

つるの「子供は親が思う以上に順応性が高いと思います。
僕自身、子どものころから親の転勤による移転を繰り返してきましたけど、その土地土地に対して思い入れがあり、友人もいて、故郷が多くていいなと今では思っています。
子どもたちも今、地域の活動にも参加する等とても生き生きしているので、必要以上に心配することはないと思いますね」

またスザンヌさんからは、田舎での子育てのメリットについて

「今3歳半で、かなり体力がついて走り回る時期なんですね。その時、田舎なら走り回れるところがいっぱいあって、それにつられて私も走って、疲れて一緒に昼寝して(笑)。
すごくのびのびしていて、子育てを楽しむ余裕ができるのは、大きなメリットとして感じられます」と語る。

最後に、二人からは移住に際してのアドバイスが。

スザンヌ「移住する際には、まず自ら現地に足を運んで直接目で見て、地元の人と話して理解を深めてほしいですね。
私は現在、熊本宣伝部長を任されていますので、少しでも熊本の魅力を伝えて、熊本への移住を考えていらっしゃる方がいれば、お役立ちできればと思っています」

つるの「藤沢に住んでみて、地域活性化に対してとても興味がわいてきています。藤沢では休耕地となっているところを再生する活動が行われていて、そこに参加する機会もあってより興味を持ちましたね。
僕自身も地域に関する魅力や情報を発信していきたいですし、もっともっと地域のもつ可能性を見つけてほしいと思っています。その結果、自分のライフスタイルにマッチした移住を実現できれば、嬉しいですね」

「移住女子」トークステージ

移住して気づいた、地域の本当の魅力

当日最後のイベントは、実際に地方に移住した二人の女性を迎え、移住のきっかけや移住した際に感じたこと、さらにその魅力について本音で語っていただいた。

ファシリテーター
公益社団法人中越防災安全推進機構
日野正基 さん

移住女子
北海道大樹町地域おこし協力隊
神宮司亜沙美 さん

移住女子
まちづくり団体「maru-office」スタッフ
根岸えま さん

日野「まずお二人それぞれ自己紹介や移住の経緯、現在取り組んでいることについての紹介などお願いします」

神宮司「北海道大樹町出身で上京後、横浜に10年ほど在住して職場の同僚だった男性と結婚しました。子供が生まれるのをきっかけに、地元で育てたいと思い再び大樹町に家族で移り住んで、今は地域おこし協力隊員として子育てをしながら活動しています。 活動としては、新聞やWebサイト等を立ち上げて地元の情報を発信したり、今年5月からはオンラインショップも立ち上げました。 きっかけは大樹町にはクリスマスツリー用の畑がある、という情報を知った時。『これは面白い!』と思い、こうした情報を多くの人に知ってほしかったのと、さらに踏み込んで『作っている人が実は面白い』ということも含めて、その魅力をしっかり伝えたいと思ったことで、自分でメディアを立ち上げ、運営することになりました」

根岸「文京区出身で、現在は宮城県の北部にある気仙沼市に住んでいます。
今は同じく気仙沼に移住してきた20代の女子7名と共同で古民家を改装したシェアハウスに住みながら、まちづくり団体「maru-office」スタッフとして、中高生向けに地元の様々な体験ができるイベント(例えば一日漁師体験など)を行っています。
気仙沼に住んでいると、朝漁師の方が釣れたばかりのカツオをくれたり、おばんちゃんに手作りのモンペをもらったりしていて、今日もそのモンペを履いて会場にきました(笑)」

日野「お似合いですよ(笑)。それでは改めてまず、移住しようと思ったきっかけについて詳しくお聞かせください」


神宮司「私も主人もIT企業に勤めていたので、技術の発展や進化が早い世界にいました。そこで思ったのは、今後大事なのは自ら考え、創造できる力。そのためには、子どものころから様々な原体験を経験する必要があると思い、移住を考えました。 それと老後、このまま都心に住み続けるイメージがまったくできなかったことも理由ですね。
いざ移住する際、主人は北海道に対するあこがれが昔からあったみたいで、逆に地元をよく知る私が『本気で移住するつもり?』と2年かけて問い続けて(笑)。 その結果、本気であることがわかったので、地元への移住を決めました」

根岸「東日本大震災後、東京の大学にいた頃から定期的にボランティア活動で気仙沼を訪問していたことと、そこで地元の温かいコミュニケーションを触れたこと。さらに地元の人たちがそれぞれ『これからこの街を面白くする!』という使命感を持って取り組んでいる姿がかっこよくて、こんな人たちと一緒に働き、生活したいと思ったことが、移住の決め手になりました」

日野「ありがとうございます。移住してからお二人とも2年半過ぎたということですが、移住してよかったなと感じたことや、自分自身が変わったことなどについて、教えていただいてもいいですか」

神宮司「とにかく食べ物がおいしくて、おなかが幸せ(笑)。それと子供の接し方に対して、都会であればまず保育所などの公的・私的サービスを利用するという考えが一般的ですが、地方は地域皆で協力しながら面倒を見る風土があるんですね。
私の場合、保育園が休みの時には近所の方から『今日保育園休みでしょ、代わりに私が見ておくから』と気さくに声を掛けていただけるので、とてもありがたいですね。
そうしたことを繰り返すうち、自然とコミュニティの輪が広がっていきました」

根岸「人に対して自分が優しくなりました(笑)。周りはおじいちゃんおばあちゃんが多くて、地元の友人の8~9割は高齢の方。それに自分を孫のように優しく接してくれるので、普段お世話になっている地元の人々に対して、何か役に立つことをしたいという気持ちが大きくなってきたのが、私にとって大きな変化ですね」

日野「逆に移住して気づいた『マイナス面』についても、教えていただけますか?」

神宮司「私は地方に移住してもしっかり自分の力で稼ぎたいという想いをもっています。一方、地方では『女性は子供を産んだら仕事から離れて、子育てに専念するもの』という固定観念が根強く残っています。
男性だけでなく、女性も『そういうものだ』と半ばあきらめている面もあるのが現状。
その現状を何とか変えたいという想いから、子育てと仕事の両立ができることを証明したいと考えて行動中。
実際、主人は会社の子育てワーキンググループに入っていて、週2日在宅勤務ができる環境なので、私も働きながら子育てできていますし、私が働くことによって少しずつ、周りの見方も変化してきているのかなと。
将来的には『自給自足による移住』ではない、キャリア型の移住女子スタイルを築きたいですね」

根岸「今はユニクロもアマゾンもあるので、生活するには都会にいるときと同じくらい、便利で気になりません。
ただ地元には私のような20代の女性が少なく、まして移住してきているのでかなり目立つんですね。そうするとちょっと車ですれ違っただけで声を掛けられたりするのは、人見知りの方であればちょっと気後れしてしまうかも。
また何かプロジェクトを始めようとするときには、地元の自治会長に話を通してから段取りを踏まえて進めなければならないのも、考え方によっては面倒かもしれません」

神宮司「でも女性であるメリットもあるんですよ。地元の男性の方は女性にはあまりきつく叱らないので、『ごめんなさい』『知らなかったんです』といえば、許してくれます(笑)」

根岸「確かに、今活動している仕事も男性が漁師の方に協力を求めると断られるケースがあるんですが、私がお願いすると『しゃーないな』とOKしてくれる確率が高いように思いますね(笑)」

日野「実感のこもったエピソードをお話しいただきありがとうございました。
それでは最後に、これから移住を考えている方に対して、お二人からそれぞれアドバイスを頂ければ」

神宮司「大事にしてほしいのは家庭。移住を果たしたとしてもその結果、家庭が幸せでなければ移住の意味がないのです。
地方に住んでいると地域の祭りとか清掃などの行事がたくさんあり、基本的にはその町に住む人は参加する必要があります。
確かに地域行事に参加することで交流を図ることは大事なことですが、家庭を犠牲にしてまで参加する必要はありません。
家庭のために参加を断る勇気も時には必要ですし、その時は地元の方に対して丁寧に説明すれば、きっと理解してもらえます。
その上で移住先を考えた時、『この人がいるから行ってみたい』『なんとなくここにいると気持ちがいいな』と思えるような場所を選んだ方がいいと思いますね」

根岸「できる限り多く移住候補地に出向いて、確かめた方がいいですね。特に季節によっては自然環境も大きく異なりますし。わからないことがあれば地元の方に直接聞いてしまうのが早いですし、そこで疑問を解消し、理解を深めながら移住するのが、結果的に失敗を防ぐことになるのではないでしょうか。
ただ移住は『ゴール』ではなく、通過点。そこからどう暮らしていくのかが大事です。
そのことは常に考えながら、先を見据えて行動していただければと思います」

日野「今日はお忙しい中、貴重なお話をしていただきありがとうございました。今回ご参加いただいた方にはぜひ、今後移住を考える際の参考にしていただければ幸いです」

ブース紹介

実際に地方に移住して生活している先輩移住者と直接会話できる移住情報コーナー、地域おこし協力隊コーナー、ご当地グルメの飲食コーナーなど全国の市町村が地域の魅力や移住関連情報を発信しました。

移住情報ブース

移住先での暮らしや地域の情報が満載の各ブースでは、移住相談のほかにも、各地域の特産品の販売などを通じて地方移住に役立つ情報をご紹介しました。

地域おこし協力隊サポートデスク

全国の地域おこし協力隊の募集情報が盛りだくさん!
隊員が関わった特産品の展示・販売のほか、地域で活躍する隊員の活動の様子をご紹介しました。

「移住女子」ブース

実際に地方に移住した「移住女子」たちのリアルな地方ライフを聞くことができ、彼女らが手掛ける地域産品の販売を実施しました。

東京おもちゃ美術館ブース

ヒノキ材を敷き詰めた、木の香りただよう「木のたまごプール」、東京おもちゃ美術館で選定された「グッドトイ」の展示・体験コーナーで小さなお子様の木育を体験することができました。

TABICA 田舎暮らし体験ブース

暮らし体験マルシェをコンセプトにしたシェアマッチングサイトTABICAの田舎体験ホストによる伝統工芸などの体験ワークショップを開催しました。

リトル・ママ 子育てファミリーブース

「全国のママとこどもの明日を応援!」リトル・ママが、ママにうれしいおでかけ情報やイベント情報を発信!実際に移住について興味のある人のリアルな声を集めるアンケートも実施しました。

地域に飛び込む「YOSOMON!」紹介ブース

都市部の若者と地域の企業とをつなぐ活動をするNPO法人ETIC.による地域のチャレンジングな企業と経営者を紹介。都市部の企業にない地域の企業の魅力を伝えました。

福澤朗さん(フリーアナウンサー)&スザンヌさん(タレント)トークショー

お酒 近所づきあい 電車 子育て 地方の魅力を語る

オープニングセレモニーに続いて登場したのは、フリーアナウンサーとしてテレビ番組「バンキシャ!」の司会をはじめ、全国各地で講演を開催している福澤朗さんと、タレントとして活躍し、現在は地元である熊本に在住するスザンヌさん。

お二人が感じる地方の魅力についてのトークショーを展開する中で、お二人からは様々なテーマで興味深いお話をしていただいた。

まず福澤氏からは普段、全国の講演を回っているときに感じる「活気」についての意見が。
「実体験で感じるのは、必ずしも『大きな町だから活気がある』というわけではないということ。活気がある町にはたとえ規模が小さくても、そこには郷土愛溢れる『町のリーダー』がいて、講演自体がとても盛り上がります」

一方、スザンヌさんから近所づきあいに関するあるエピソードが。
「東京にいると、隣にどんな人が住んでいるのかわかりませんが、今いる熊本では隣近所すべて顔見知りで、普段から近所づきあいがあります。今もおしょうゆの貸し借りをすることがあるんですよ(笑)」

続いて福澤さんからは、ご自身の趣味でもある「酒蔵巡り」「路面電車」から見た、地方の魅力について熱く語っていただいた。
「石川・白山市にある『菊姫』というお酒は自然の素材かつ伝統の手法で作られているので、見た目が少し黄ばんでいるのですが、とても美味しい。 また山形の『十四代』というお酒も人気なのですが、ここの蔵元はお酒の作り方を県内の他の蔵元にも教えているんですね。 つまり、こうした『横のつながりや交流』を大事にすることによって、地域全体が盛り上がり、魅力を発信する大きな力になっていくのだと思います」

「昔から路面電車が好きで、路面電車がある町の人はいい人が多いな、と個人的に感じています(笑)。また富山市では一度廃線になった路面電車が復活したことで、路面電車を中心とした『コンパクトシティ』を目指し、地域活性化につながっています。
高齢化時代を迎えて車を運転できなくなる高齢者の方が、安心して街を移動できる路面電車の魅力が今、再び注目されているんですね」

スザンヌさんからは、地元熊本が震災からの復興に向けて、町の人が前向きに取り組んでいる姿についての紹介が。
「今私は『熊本宣伝部長』として、実は熊本で知事・副知事に続く『ナンバー4』のポジションにいるんですよ(笑)。 熊本は昨年、地震による大きな被害が出ましたが、今多くの人が復興に向けて前向きに取り組んでいます。 町のシンボルでもある熊本城も再建が少しずつ進んでいて、うちの祖母も『城が直るまで死ねない!』と言っています」

「今、ドローンを使って熊本城をはじめ街の様子を動画で紹介する取り組みもしていますが、地元出身であるのに『お城の中はこんな風になっているのか』など、新たな発見がたくさんあって、とても興味深いです。それと共に地元の魅力を再発見していますね」

最後にお二人からは、地方の魅力や移住に関するアドバイスをいただいた。

福沢「実は私、全国町村会の創立に深く関わった『福澤泰江』が先祖の一人で、その血を受け継いでいます。だからというわけでもないのですが、地方の活性化に少しでも貢献したいという想いを持っています。
ちなみに今後、地方(ちほう)ではなく『地方(じがた)』という呼称を広めたいと考えています。じがたとは舞台で芸子さんをサポートしながら太鼓やお囃子などでパフォーマンスを盛り上げる重要な役割を担います。
つまり『地方(じがた)』があるから、日本が盛り上がると思うので、ぜひこの流れをもっと広めていきたいですね」

スザンヌ「実は子供が生まれた時、東京でそのまま子育てすることも考えましたが、より子育てしやすい環境を求めて、地元に帰ろうと決意しました。
私はたまたま地元でしたが、これから地方への移住を考えていらっしゃる方には、地元のことを事前によく調べて自分のライフスタイルに合うかどうか慎重に判断してほしいです。そして私も宣伝部長として、熊本のことをもっともっと発信していきたいと思っています」

自治体PRタイム・ご当地アイドルによるライブ

ゆるキャラによるご当地PRステージの様子や、PR概要を掲載します。

地方自治体PRステージ①(京都府・京都市 / 青森県 / 札幌市 / 山形県)

京都府・京都市
華ゆらり 時ゆらり 冬の都へ

青森県
津軽海峡交流圏形成に向けた λ(ラムダ)プロジェクト

札幌市
ジンギスカンのジンくんPRステージ

山形県
いせ、もうで でわ、まいる ~西の伊勢参り・東の出羽三山参り~のストーリー

 

ご当地アイドルステージ①

purpure☆ (京都府)
『紫式部』をコンセプトにしたpurpure☆は、紫式部のような才女であり歌姫を目指すべく、メンバー全員が「京都検定」を受験しており、京都府内での地域イベント出演数が一番多いアイドルです。 グループの目標は京都観光アイドル大使です。
当日は京都の魅力を伝えるとともに元気いっぱいの歌とダンスで会場を盛り上げてくださいました。

 

地方自治体PRステージ②(栃木県 / 群馬県 / 千葉県 / 千葉市 / さいたま市)

栃木県
「本物の出会い 栃木」 デスティネーションキャンペーン 観光PR

群馬県
ググっとぐんまの観光PR

千葉県
魅力いっぱい千葉の秋

千葉県
祝!加曽利貝塚が国の特別史跡に!!

さいたま市
「BONSAI」の聖地・大宮盆栽村 ~盆栽の見方、楽しみ方教えます~

 

ご当地アイドルステージ②

あかぎ団(群馬県)
2011年に、当時地域ブランドランキングの最下位を争っていた群馬県を盛り上げるために結成されました。
ライブステージだけでなく、慰問活動・赤城山の森づくりをするエコ活動・群馬県の名産品や観光地のPR活動・群馬県認知症アンバサダーの4本柱の活動を地道に継続し続ける事で、社会貢献アイドルとして地元で絶大な支持を受けています!
当日は彼女たちの活動の紹介や、かっこいいライブステージを披露してくださいました。

 

地方自治体PRステージ③(滋賀県 / 奈良県 / 愛媛県 / 長崎県 / 熊本県・熊本市 / 鹿児島県)

滋賀県
情報発信拠点「ここ滋賀」オープン!

奈良県
みんなで踊ろう せんとくんダンス

愛媛県
愛と姫の楽園 愛媛県

長崎県
長崎は、美味しい。

熊本県・熊本市
元気ばい!くまもと

鹿児島県
鹿児島県の観光・食のPR

 

ご当地アイドルステージ③

愛の葉ガールズ(愛媛県)
『「愛」媛の「葉」っぱ役になりたい!』メンバー自らが農業体験をすることによって、若者目線で感じた農業の魅力をあらゆる場所で伝え、新たな農業者の発掘につなげられるよう活動しています。こだわりの農作物や加工品について愛の葉ガールズならではの伝え方で商品PRを行っています!
当日はメンバーの地元の農業に対する想いを伝えるとともに、力強いステージを見せてくれました。

 

地方自治体PRステージ④(大阪府・大阪市 / 大阪府堺市)

大阪府・大阪市
2025万博の大阪誘致

大阪府・堺市
堺観光PR おいでよ堺へ

ブース紹介

全国47都道府県・20政令指定都市による特産品の販売、観光情報や伝統芸能の紹介など地域の魅力を伝えるブース展示が行われました。

物産ブース

全国47都道府県、20政令指定都市がブース出展し、全国の特産品・伝統工芸品等の販売や、観光情報のPRなどを行い、全国の地域の魅力を伝えました。

70周年記念ブース

地方自治法施行70周年を記念し、記念切手の販売や、先着で記念グッズをプレゼントしました。

 

まとめ

 

1日を通じて様々なイベントが開催され、地方自治法施行70周年を記念して移住に関するテーマだけでなく、全国各地の地域の魅力を再発見する情報が発信されました。
出展ブースでは、多くの参加者が各地域の方と交流を交わし、移住を考えるきっかけになりました。